フランチャイズコラム

FC本部担当者へ確認しておくこと フランチャイズランキングサイト【FCER】

フランチャイズ(FC)加盟のリスクは?本部担当者に確認しておくべき5つのこと

リスクのないビジネスなどありませんが、避けられるリスクは避けて通りたいもの。加盟後、いざ事業準備を開始する際には、フランチャイズ本部は非常に頼りになる存在ですが、本部にはそれぞれ特徴があり、コンセプトや大切にしていることなど、100社あれば100とおりのやり方があると言っても過言ではありません。

そのような募集本部ならではの特徴やコンセプトを、一番わかりやすく説明してくれるのが、ほかの誰でもないFC本部の担当者です。ここでは、これからフランチャイズ(FC)に加盟して独立開業するために、「やっておくべき情報収集と本部担当者に確認しておきたいポイント」をご紹介します。比較検討する際の参考にしてください。

1.開業希望エリアの状況

あなたが開業を希望するエリア周辺での競合や、そのエリアでの本部が見込む収益シミュレーションなど、できるだけ詳しく確認するようにしましょう。同ブランドはもちろんですが、競合他社の状況もFC本部担当者は把握していますので、情報収集も兼ねて確認するといいでしょう。

2.ブランドの強み

加盟を検討するブランドの強みを知りましょう。どのようなサービスでもほぼ同業者とぶつかることは避けられません。そんなときに重要になるのが差別化できる強みやコンセプト、特徴や取り組みなどです。例えば「低価格がウリ」という、消費者に対する値ごろ感もひとつの強みになりますが、やはり低価格だけでは、価格競争になっていくと資本力のある大手には勝てなくなります。

価格だけではない独自の強みを持つブランドは、商品力で勝負しているため価格競争に巻き込まれる可能性がそれだけ低くなります。低価格がウリでも「安いのに高品質」といわれるようなブランドなら、どのようにして「低価格で高品質」を実現しているのか聞いてみるといいでしょう。独自の仕入れルートや自社工場を持っているなど必ず理由があります。この「なぜできるのか?」を知ることは、あなたが事業に取り組んでいく際の「あなたの強み」になります。

3.開業資金について

一般的にフランチャイズに加盟する際に必要となるのが、初期費用と毎月のロイヤリティです。各項目ともに内訳はさまざまで、初期費用は加盟金、保証金、その他事業を開始するために必要となる初期費用等。毎月の費用は売上に対するロイヤリティ、月固定のロイヤリティ等。ロイヤリティの中には主に、看板使用料や商標、その他システム利用料や継続サポート等が含まれる場合が一般的です。

開業資金はすべてを自己資金でまかなう場合と、知人や公的機関、銀行への融資などを利用する場合があります。公的機関や銀行などの金融機関へ融資を申し込む場合、多くの準備と資料等が必要になります。例えば飲食店を開業する場合を見てみます。まずはどんな業種でも事業計画書が必要になります。

その事業計画書に付随する、コンセプト、人材確保、営業販促計画、商品企画、工事計画、物件取得や立地選定、資金計画などあらゆる計画とその計画に対する根拠を示さなければ、そう簡単に融資はしてくれません。これだけのことを一人でやるのはとてつもない労力と時間を要します。このような資金調達に関するサポート体制についても、本部がどれだけ協力してくれ、またどういった金融機関からの調達を支援してくれるのかも確認しておくといいでしょう。

4.研修内容について

研修内容がどういったものなのか? ここもしっかりと確認しておきましょう。未経験でも参入できるのがフランチャイズ(FC)ビジネスの良いところですが、それもこの研修制度があるからです。研修と言ってもいろいろなやり方があり、例えば同業種の場合でもFC本部によってターゲットやコンセプトが違うため、力を入れる箇所もずいぶんと違います。

コンセプトは良かったが、研修がいまいちだった。そのせいで「開業当初は苦労した」なんてことになってしまっては、せっかくのフランチャイズ加盟も本末転倒です。何もなくても開業当初は苦労するものです。そんな大変な時期に、研修がいまいちだったために余分に苦労するといったことがないよう、事前にどのような研修を行なうのか、可能ならば見学または体験などするといいでしょう。

5.契約期間と競業避止義務

契約期間と競業避止義務について確認しましょう。フランチャイズ(FC)の契約期間は1年などの短期間ではなく、5年間など長期間の契約が多いです。これはFC本部が蓄積している独自ノウハウなどを提供しているためです。もしも、あなたが自分の店を持つための勉強としてFC加盟を検討しているのであれば、「契約期間」と「競業避止義務」についてはしっかりと確認しておきましょう。

あるブランドへ、5年間契約のフランチャイズ(FC)加盟をしたとします。2年後に自分のブランドを立ち上げ、そこだけに全てを注力したいと考えた場合、FC契約の中途解約は可能ですが、多くの場合は解約金が発生します。その解約金の内容はFC本部によってさまざまです。自分の目標を叶えるためにFC本部をステップとして活用する場合は、のちのトラブル防止のためにも、「契約期間」と「競業避止義務」だけは確実に理解しておきましょう。

おわりに

フランチャイズ(FC)を比較検討する際には、加盟する目的をしっかりと整理しておくと迷うことがなくなります。あなたがフランチャイズに加盟する目的はどんなことでしょうか。やってみたかったことを実現するためでしょうか。それとも自分のブランドを立ち上げるためのひとつのステップでしょうか。思いや目的はいろいろ、自分にぴったりのフランチャイズをさがす参考にしてみてください。

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